和歌山教会 

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🌿光に導かれて──新しい牧師を迎えて

「光あれ」と語られた神のみ言葉が、
そっと、わたしたちの教会にも吹き渡ったようでした。

長く続いた、無牧の時。
日々の礼拝には変わらぬ祈りが捧げられていましたが、
その祈りの奥に、言葉にならない静けさが横たわっていました。
神さまがどこか遠くに感じられるような、
そんな夕暮れのような時が、わたしたちの教会を包んでいたのです。
けれど、その静寂の中にも、
見えないところで、神の御手は働いておられました。
そして、2025年の春。
五十嵐高博牧師と、五十嵐悦子牧師が、
そっと、わたしたちの群れの中に遣わされてきてくださいました。

「神様は、五十嵐高博牧師・五十嵐悦子牧師を派遣してくださいました。
今年のイースターは心から“おめでとうございます”と祝えました。」
――山本あけみ
「両牧師先生のみ言葉の解き明かしと祈りに、
改めて聖書の深い奥義にふれることのできる嬉しさをかみしめています。」
――高島雅子
「牧師・長老・教会員の方々と共に、
絶えず喜び、祈り、感謝して、教会のために働かせていただきたいと思っています。」
――森 薫

この言葉のひとつひとつに、
神の導きの深さと、出会いの喜びがにじんでいます。
それは、牧師と教会とが出会ったという出来事にとどまらず、
神さまご自身が、“いま、ここに”ともにおられるというしるしでもありました。
私たちの教会は、完全な群れではありません。
迷いながら、悩みながら、それでも祈りつつ歩む小さな共同体です。
けれど、だからこそ、主はこの群れを見放すことなく、
必要なときに、必要な方を、必ず遣わしてくださいます。
この新しい出会いが、
わたしたちの教会の歩みに、あたらしい“朝”をもたらすことを信じて。
そして、夕べではなく、光の中で終わる一日を生きる群れとして、
わたしたちはまた歩みはじめたいと願っています。
どうか、静かな祈りのうちに、
これからの和歌山教会の歩みを、ともに見守っていただけましたら幸いです。

 

私たちの教会は、所属する日本基督教団とともに、
2024年能登半島地震により甚大な被害を受けた教会と地域社会の再建支援に取り組んでいます。

大地が裂け、住まいが失われ、人々の祈りの場である教会堂もまた倒壊し、あるいは損傷しました。
けれども、預言者エゼキエルが幻に見たように、
神殿の敷居の下から湧き出た水が東へと流れ、あらゆる地を潤したように、
いま、私たちはこの地に再び命の泉が湧きいずることを信じ、祈り求めています。

このたび、日本基督教団は「能登半島地震教会等再建支援募金」を開始しました。
目標額は七千万円。
皆さまの祈りと共に、心からの献金のご協力をお願い申し上げます。

わずかな献げ物であっても、
それは、絶望の淵にある誰かにとって、生きる力となり、
新たな希望への灯となるでしょう。

どうか、主の愛に押し出されるままに、
ともにこの再建の業にあずかりましょう。
私たち一人ひとりの手の中に、命の水はすでに託されています。